夏用インナーを選ぶポイントと機能を解説

夏用インナーとは、夏に着る肌着のことです。通気性や速乾性がある素材で、暑い夏場に重宝されています。
仕事からプライベートの着用まで、幅広い場面に使えるのが便利です。
夏用インナーを選ぶポイントや機能について解説します。
夏用インナーを選ぶポイント
夏用インナーを選ぶポイントについて、機能面から見ていきましょう。

特徴的な機能
夏用インナーは、接触冷感や通気性、消臭力や速乾性など、体温調整ができる特徴があります。接触冷感とは、ヒンヤリ感じる素材のことです。
また、Tシャツの下に肌着として着る方法もおすすめで、肌がワイシャツに透けてしまう状態を予防できます。
ただ、夏用インナーによって機能が変わるので、自分にとって必要な機能が付いているのか、購入前にご確認ください。
接触冷感機能は「Q-max値」をチェック
夏用インナーの素材には、接触冷感(最大熱吸収速度)において「Q-max値」と呼ばれる値があります。最大熱吸収速度は、素材に触れたときにどのくらいの熱が移動するのかを表現したものです。
また、Q-max値は、肌に触れたときにヒンヤリと感じる度合いを指します。一般的にはQ-max0.3以上から、触れたときにヒンヤリと感じやすいでしょう。ヒンヤリ感を重視したいときは、数字が高いものを選んでください。
ただ、メーカーによっては、Q-max値を公表していないことがあります。「ヒンヤリ」「冷たい」と書かれていても、数字が書いていないことがあるので、購入前に確認しておくとよいでしょう。
フィット感や肌触り
夏用インナーは、ピッタリと肌に触れる服になるので、肌に触れたときの心地よさや感触が重要です。
また、体を動かす仕事やスポーツに取り組む人が着用するときは、どのくらいの伸縮性があるのかを確認しておくとよいでしょう。
毎日利用していても、心地よいと感じられる夏用インナーを選ぶには、フィット感や肌触りを重視してください。
色やデザイン
夏用インナーの色は、白色が王道です。仕事のワイシャツの下に、肌着として着ることができます。肌着が首元の隙間から見えるのを防ぐには、Vネックを選びましょう。
ただ、夏用インナーの色やデザインによっては、インナー自体が透けてしまう場合があります。スッキリした印象にするには、首元に継ぎ目がない(シームレス)がおすすめです。
夏用インナーの機能
ウォーキングレギンスの効果について見ていきましょう。

夏用インナーの各機能について見ていきましょう。
接触冷感
夏用インナーは、接触冷感があるとヒンヤリとした感覚になります。ヒンヤリ度合いを表すQ-max値は、0.3以上を選びましょう。
ただ、接触冷感の素材によっては、汗の吸収率が悪くなって逆に蒸れを感じる原因になることがあります。
汗をかきやすい方は、ポリエチレンやナイロンは避けて、綿やコットンが含まれた素材を選ぶのがおすすめです。
通気性
夏用インナーの素材は、通気性の良いメッシュ素材がおすすめです。夏場でも風通しが良い素材なので、体の熱を溜め込まずに済むでしょう。
ただ、メッシュ素材の編み目が大きい場合、肌触りが損なわれてしまうことがあります。ザラっとする感覚が好みでない方は、避けておくのが無難です。
一年中使える素材を選びたいときは、綿やコットンの素材が良いでしょう。夏場の暑い時期は通気性を発揮し、冬場の寒い時期は保温できるメリットがあります。
速乾性
速乾性とは、生地に含まれる水分が早く乾燥するという意味を指します。
汗をかきやすい人は、生地が乾きやすいポリエステルの素材がおすすめです。夏用インナーには、ポリエステルの素材が多く使われています。
ただ、ポリエステルの生地自体に汗を吸収する機能はないと言われており、綿素材や素材加工で吸収性を高めている側面があるでしょう。
汗が蒸発しやすいサラッとした素材を選びたいときは、ポリエステルが中心の素材など、速乾性を重視できるものを選んでください。
消臭力
夏場の汗による臭いが気になる方は、臭いがつきにくいと言われているポリエステルの素材がおすすめです。また、消臭加工と書かれたものを選びましょう。
汗を吸収してくれる素材が良い方は、綿やコットン素材とポリエステルの素材が混合したものを選ぶと良いでしょう。
ただ、消臭加工はあくまで目安になるので、どうしても暑い夏場の時期に臭いが気になるときは、定期的にインナーを取り替えるのがおすすめです。