野球の足もと
「今年の王子は何王子?」
なんてコピーがありますが、今年の甲子園には
ナントカ王子はまだ現れていないようですね。
けれど、王子はいなくとも、若者が真剣に白球を追いかける姿は
とても清々しく、応援しがいがあるものです。
高校野球といえば、そのユニフォームも楽しみのひとつ。
オーソドックスな白と黒のユニフォームがあるかと思えば
背番号などに鮮やかな色合いを使ったものがあったり
「これは○○を真似しているのかな?」と思う学校もあったり。
また、最近のプロ野球ではお目にかからない
野球用ストッキング*を出した着こなしにも新鮮さを感じます。
(*野球用の靴下をそう呼びます。)
最近のプロ野球では、日米問わず、
ストッキングを隠した、ややだぼだぼのロングパンツが主流。
ファッション的にはかっこいいのかもしれませんが、
ストッキングを見せたユニフォームに郷愁を感じるわたくしは
やはり古い人間なのでしょうか(笑)。
ただ、いわゆるオールドスタイルにこだわっているイチロー選手が
あるインタビューで次のように語っていたのは印象的でした。
「ロングパンツは下に引っ張られている感覚で重いのに比べ、
オールドスタイルは上に引っ張られている感じで軽く、
例えていうなら半ズボンを履いている様な感覚」 だそう。
そもそも彼は「メジャーリーガーの真似をしてもかなわない」と考え、
MLBで主流のロングパンツをやめて、オールドスタイルをとることを
一種の「心構え」として選んだそうです。
実際やってみたところ、動きやすいというメリットがあったので、
いまでもそのスタイルを貫いている、のでしょう。
イチロー選手の驚異的な活躍は世界の注目を集めています。
もしかしたら、再びオールドスタイルが主流になる日が
くるかもしれないですね。
ちなみに、日本で最初にストッキングを隠したのは
現・福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督だとか。
当時の王選手はあの一本足打法で足を上げ下げするたびに
ストッキングからパンツの裾が出るため
パンツを外に出したということです。
野球の足もとにも、いろいろな工夫や人それぞれの好みがあるのですね。